前提として、私はまだセミリタイアを目指している身のため、あくまで目指している身として向いているかどうかを判断しているので悪しからず。
公務員であるメリット
まず、セミリタイアを目指すうえで公務員であるメリットから挙げていきます。
一つ目は、勤め先が倒産することがない。
これは、本当に大きなメリットといえます。
セミリタイアは長期的な計画のもと、こつこつ資産形成をして達成できるものです。
もし、パンデミックや大災害が起きた時に、職を失うようなことがあればその長期的な計画は前提から崩れることになります。
有事というのは滅多におきることではないですが、やはり失職する可能性が限りなくゼロに近いというのは大きな安心感があります。
二つ目は、給与の支給額が大きく変動しない。
これは、公務員のメリットでありデメリットであるとも言えます。
公務員の給与は景気に対して鈍感です。
そのため、景気がいいときは民間のほうが公務員よりも高い賃金を得られる可能性があります。
公務員の給与は年に一回の人事院勧告で、民間の給与実態を調査してその年の給与の変動率を決めているので、給与の上昇幅が平均以上になることがないのです。
ただ逆に言うと平均的な賃上げは行われます。
景気がいいときは緩やかですが給与は上がりますし、景気が悪いときは緩やかに給与が下がります。
仮に大不況に見舞われたとしても、ボーナス全カットという事態にはならないため、現時点である程度将来得られる所得を予想して、計画を立てることができます。
また、私は資産形成のために投資をしていますが、不況で株価が暴落したとしても給与はあまり下がらないため、株が安いときも毎月定額で積み立てを続けることができると考えています。資産の大半を投資信託に入れていますが、職業でリスクヘッジしている感覚ですね。
公務員であるデメリット
次に、セミリタイアを目指すうえで公務員であることがデメリットだと思うものを挙げています。
一つ目は、副業ができない。
これはもう最悪です。
セミリタイアした後は何か事業をしたりバイトをして、最低限の稼ぎで生活したいと考えているため、その予行演習としても副業というものは最適だと思います。しかし、公務員になるとできません。法律違反になります。
公務員には職務専念義務というものがあり、およそ副業と呼べる大半のお金稼ぎが禁止されています。
もしバレた場合は懲戒処分になりますし、免職ではなかったとしても職場での居心地は悪いでしょうから、自己都合退職することになるかと思います。
中にはバレずに行っている人もいるでしょうが、リスクに見合った稼ぎでないのであればやらないほうがいいかと。こればっかりは自己責任です。
二つ目は、努力をしても給料にあまり反映されない。
営業のような成績が給与に直結する仕事では、優秀な成績を残せばその分だけいい給料がもらえます。(もらえないブラックなところもあるかと思われますが)
しかし、公務員は基本的に年功序列のため、どんなに優秀であったとしても給与上では誤差レベルでしか差がでません。
仕事しないおじさんのほうが、ずっといい給料がもらえるので、優秀な人間ほど不満を覚える環境であると思います。
私はたいして優秀ではないので、自分のできる範囲で努力して今の仕事を続けていくつもりです。
公務員はセミリタイアを目指すのに向いているのか?
結論としては、向いているほうではあると思います。
やはり長期的な計画を立てやすいため、セミリタイアという目標を一度固定すれば、ひたすら目標の達成のために日々仕事に取り組むことで、自然と達成できるのではないかと考えています。
給与も平均的にはもらえますので、平均以上に節約すれば余剰資金を投資に回すことも可能です。
副業ができないので時間はかかってしまいますが、余程のことがない限り失職することはないので、確実性は高いかと。
どうか副業をさせてくれ。