セミリタイアを目指す一般公務員のブログ

セミリタイアしたい、しがない公務員の戯言です。

セミリタイアは社会に悪影響をもたらすのか?

現在の社会は、知らないところで知らない誰かが働いて支えることで成り立っています。

きっとその仕事ぶりが直接認識されることのない職業がたくさんあり、そこで働く多くの人たちのおかげで、今の日本の高いサービス水準が保たれていると思います。

非常にありがたいことです。もうお礼を言っちゃいます、ありがとうございます。

そのため、セミリタイアだFIREだと多くの人が言い出してあまり仕事をしなくなれば、そういった社会を根底から支える人が減り、それはまわりまわってこの社会に悪影響を及ぼすという意見も出てくるでしょう。

それは絶対にないと言い切るつもりはないですが、私もセミリタイアを目指す悪影響の一人ですので私なりの意見を述べたいと思います。

 

そもそも目指す人が少ない

最近はセミリタイアやFIREという言葉がもてはやされていますが、実際に目指している人間がどれだけいるのかという話です。

SNSを見ていたらまるでみんな目指しているのではないかと錯覚しますが、実際現実で目指している人の数は非常に少ないと思います。

 

セミリタイアを目指すために私は投資が必要だと考えています。

資産の多くを有価証券のようなリスク資産に投じて、それが生み出す運用益と軽い仕事で日々の生活費を賄う。

しかし、日本で投資している人間は3割に満たないと言い、多くの人は投資について知識を持たず、その先にあるセミリタイアの具体的な目指し方まで正確に認識している人は少ないのではないでしょうか?

 

そして、仮にセミリタイアの方法を知っているとして、実際に目指している人、あるいは目指せる人がどれだけいるのでしょうか?

おそらく本気でセミリタイアを目指している人の多くは、日々の支出を見直し家計の最適化を行い、余剰資金の多くをリスク資産にぶち込んでいることでしょう。

でも、これは傍から見ればどう考えても異常者の行動です。

子供のころにこんな生活を想像できなかったように、セミリタイアを目指している人の生活は普通ではありません。

そして、普通からかけ離れている上記のような異常者なんて、日本の人口を考えれば無に等しい規模でしか存在していないと言えるでしょう。

少なくとも社会に悪影響を及ぼせるほど多くいないということです。

 

自分がいなくても社会はまわる

そもそも目指している人が少ないというのはわかっていただけたでしょう。

そしてもう一つ、別に自分がその仕事をやめたからと言って社会はまわり続けるということです。

冒頭で感謝しておいてなんですが、私含めて多くの人は代替可能であると考えています。

逆に自分がその仕事を辞めることで、日本社会がつぶれるという人がどれだけいるのでしょうか?

職場内で一時的な混乱が起こるとは思いますが、結局誰かが代わりを務めたり、機械や技術の進歩、移民となんだかんだでこの社会はまわり続けるでしょう。

 

それに社会がまわり続けるために、仕事をしている人なんてほぼいないと思います。

みんな自分のお金のために働いています。

社会のためというのは、今の自分の人生を肯定するための方便や建前です。

明日から給料出ないけど、社会のためにその仕事を続けますという人がどれだけいるのでしょうか?

社会だなんだといいながらみんな自分のことしか考えていないのに、人のことを言えた義理でもないでしょう。

 

セミリタイアは社会に悪影響をもたらすのか?

働き手が減ることでサービスの質が落ちるというのは間違いはないでしょう。

ただ、それはセミリタイアを目指す人が増えるからというよりは、日本の少子高齢化や人口減少が大きな原因です。

結局セミリタイアを目指す人間が増えて、何か影響が出るといってもたかが知れています。

それを踏まえると、人生を選択できない人間がするセミリタイアへの否定は、基本的に嫉妬になってくるのではないでしょうか。

羨ましいですからね。

でも自分の人生は一度きりです。

社会を心配するような壮大なこと考えていないで、今の自分の生活や将来を心配するほうが先ではないでしょうか?

 

仕事が嫌なら私と一緒にセミリタイアでも目指しましょう。

これはこれで未来に希望が持てるし楽しいですよ。