セミリタイアを目指す一般公務員のブログ

セミリタイアしたい、しがない公務員の戯言です。

正社員として働き続けることへの疑問

私は現在公務員として日々仕事を頑張っております。

好きかどうかと聞かれれば、「別に」と元気に答えたくなるような仕事をこなす毎日、そんな充実した社会人生活を送っていても、ふと仕事を辞めたいなと思うことがあります。

なぜそう思ってしまうのか?こんなに素敵な仕事なのに?

答えは簡単です。別に今の仕事が好きではないからです。

 

子供のころの価値観

就職するまでは今送っているような人生が最適解であると思っていました。

それなりにいい大学を出てそれなりの企業に勤める、昔からこういう人生を送れば勝ちであると。私は公務員ですが似たようなものです。

でも実際のところ冒頭に述べた通り今の仕事が好きではないと言い、あまつさえセミリタイアを目指しているという始末。

昔と今で変わったものはなんなのか。

それは価値観が広がったからではないかと思います。

 

学校でも家でも、いい高校に入っていい大学に入っていいところに就職する。

結婚して子供を産んで、家や車を買って定年まで勤めあげ、余生は退職金と年金で悠々自適に暮らす。

そんな人生プランをいいものであると、無意識のうちに刷り込まれて育ってきました。

別にこれを間違いとは言いませんし、誰かにとってはある種の正解でしょう。

でも今の私にとっては正解にはなりません。

 

学校の先生も親もそういう人生を送っていて、それが少なくとも間違いではないと思っていて、私の人生もそうあるべきだと考えて発言していたのでしょう。

私はそれを真に受けていたわけですが、子供のころに触れ合う価値観なんて知れていますので、仕方のないことだと思います。

それに、みんな自分の歩んできた人生を正解だと思いたいものですから、あえて別の道を自分から進めることもないのでしょう。

 

国としても、特に疑問を抱くことなくせっせと働く人間が必要だと考えているでしょう。

全員がセミリタイアやFIREなんで言い出したら国がつぶれますからね。

誰かが働くことでおいしい思いをする人間は、政策を決める立場の人間に近いでしょうから、教育現場を通じて価値観の醸成に一役買っているのではないかとも思います。本当のところは知りませんけどね。

いずれにせよ、これが正解ですよと示された人生が必ずしも幸せなものになるとは限らなくて、それは単に思い込みであったり、誰かが意図してそういう価値観を作っているのではないかと思います。

今ではネットの普及によって綻びが生まれ、多くの価値観が流出し触れられるようになったことで、私も定年まで働く人生以外の道を目指せるようになりました。

 

正社員として働き続けることへの疑問

正社員として定年まで働いて老後は年金で自由に暮らす。

私はそういう人生観は勘弁願いたいです。

これは他人の人生を否定するものではないです。そうしたいなら勝手にそうすればいいだけで、私は嫌だという話です。

時代は大きく変わりました。

定年が先延ばしにされ、年金は碌に受け取れるかわからない、こんな子供のころに想像したいたものとはかけ離れた未来が提示されていて、路線変更すら考えないのはどうかと思います。

仕事が楽しくて体が動く限りその仕事を続けたいと思えるのなら、それは幸せなことだと思います。

しかし、ただ生きるために仕方なく働き続けるつもりなら、節約して頑張って金を貯め、さっさと辞めてどこか別にある幸せを目指してもいいのではないでしょうか?